管理栄養士&国際中医薬膳師が推奨!毎日とりたい食材9種/相川朋世
あなたは日ごろから、食事を意識して食べていますか?
近年は24時間営業のコンビニエンスストアやスーパーのお惣菜、冷凍食品、ファートフードが当たり前になり、いつでもどこでも手軽に食事を摂ることができるようになりました。
中医学の考え方では「気・血・津」「五臓六腑」というような身体を構成している要素があり、そのバランスが崩れると何かしら不調が出たり、病気になると考えられています。
今回はこの「気・血・津」のバランスを整える食材を紹介し、毎日の食事で身体のバランスを整える方法を伝えたいと思います。
2019年10月23日
近年は24時間営業のコンビニエンスストアやスーパーのお惣菜、冷凍食品、ファートフードが当たり前になり、いつでもどこでも手軽に食事を摂ることができるようになりました。
空腹を満たすことは簡単になりましたが、生活習慣病や不定愁訴などの割合は昔より増えて、医療費もどんどん上がっているのが現実です。空腹を満たすだけの食事は、健康とは結び付かないようです。
身体の不調はバランスが崩れているから
中医学の考え方では「気・血・津」「五臓六腑」というような身体を構成している要素があり、そのバランスが崩れると何かしら不調が出たり、病気になると考えられています。
今回はこの「気・血・津」のバランスを整える食材を紹介し、毎日の食事で身体のバランスを整える方法を伝えたいと思います。
「元気」「病気」など目に見えにくい『気』
「気」とは、目には見えないけど全身を巡り、私たちの生命活動に不可欠なエネルギーのことをいいます。また、身体を温める、病気から身を守る、身体の代謝などの生きるために欠かせない重要な働きをしています。
「血がのぼる」「血の気がひく」など見えるものと見えないものをあらわす『血』
「血」とは、「ケツ」と読み、東洋医学でいう血液と同じ働きをし、栄養素や酸素を全身に巡らせて、不要物の回収をしています。また、精神活動や睡眠にも関わっています。
「水」に影響する『津(しん)』
「津」とは、血液以外の体内の水分で、汗や唾液、尿などのことを指しています。皮膚や内臓、髪などに潤いを与え、身体の余分な水分を体外に排出したりしています。
この3つのバランスが崩れることにより、様々な不調が生まれます。
気が不足すれば、エネルギー不足で動けなくなったり、気が不足すれば立ち眩みや睡眠不足を招き、津が不足すれば便秘やほてりなどを引き起こします。逆に補いすぎても不調を招くことになります。
気が不足すれば、エネルギー不足で動けなくなったり、気が不足すれば立ち眩みや睡眠不足を招き、津が不足すれば便秘やほてりなどを引き起こします。逆に補いすぎても不調を招くことになります。
気血津(水)のバランスを整える9種の食材
気を補う食材
生命活動に不可欠な「気」は➀穀類、②芋類、③豆類、④キノコ類で補いましょう。
近年流行の糖質制限ダイエットでは、穀類や芋類を減らすことを勧められていますが、特に穀類は毎食主食としてしっかりとってほしい食材の一つです。これらは速やかに気をチャージしてくれます。
近年流行の糖質制限ダイエットでは、穀類や芋類を減らすことを勧められていますが、特に穀類は毎食主食としてしっかりとってほしい食材の一つです。これらは速やかに気をチャージしてくれます。
気は補うだけでなく、巡らせることも大切です。
そこでおススメなのが⑤香味野菜、⑥柑橘類です。玉葱や青じそなどの香味野菜、そして、これから食べる機会が多くなるミカンなどの柑橘類で滞りをなくしてスムーズに流れるようにしましょう。
そこでおススメなのが⑤香味野菜、⑥柑橘類です。玉葱や青じそなどの香味野菜、そして、これから食べる機会が多くなるミカンなどの柑橘類で滞りをなくしてスムーズに流れるようにしましょう。
血を補う食材
特に女性が不足しがちな「血」は⑦青魚、⑧黒い食材で補いましょう。
サバやサンマなどの青魚には血を補うとともに血を巡らす働きを持ちます。またきくらげやゴマなどの黒い食材にも同様の働きがみられます。血を補い巡らせると、老廃物を身体にためこまないようになります。
津を補う食材
乾燥や便秘が気になるなら⑨海藻類で身体を潤しましょう。
身体の余分な水分を排泄するほか、老廃物をしっかり体内から追い出す効果もあります。
身体の余分な水分を排泄するほか、老廃物をしっかり体内から追い出す効果もあります。
9種類意識するのは大変だと感じた人もいるかもしれませんが、その時は、今自分に何が足りていないのか/過剰なのかを考えて、その時の自分に合った食材を意識できるようになりましょう。麺類やパンなど単品で食べるよりも、いろんな食材を食卓に揃えることを意識してみるとよいですね。
とくに薬膳の世界では、色や味にも効能があるといわれています。
何が足りないかわからないときは「五味五色」を一食ではなく、一日で揃えられるようにしてみましょう。
日頃食べているものでも、「〇〇を食べると次に日お腹がゆるくなる」など、自分の体調や気分と食べたものを意識してみると、今まで気づかなかった不調の原因を発見することができるかもしれません。
3日間くらい、ご自身の食事を写真に撮り、彩りやよく使う食材を振り返り、体調と紐づけして考えてみることをおススメします。
担当管理栄養士:相川朋世
とくに薬膳の世界では、色や味にも効能があるといわれています。
何が足りないかわからないときは「五味五色」を一食ではなく、一日で揃えられるようにしてみましょう。
日頃食べているものでも、「〇〇を食べると次に日お腹がゆるくなる」など、自分の体調や気分と食べたものを意識してみると、今まで気づかなかった不調の原因を発見することができるかもしれません。
3日間くらい、ご自身の食事を写真に撮り、彩りやよく使う食材を振り返り、体調と紐づけして考えてみることをおススメします。
担当管理栄養士:相川朋世
参考文献
- 日本中医食養学会「現代の食卓に生かす「食物性味表」改定2版」(株)平河工業社(2014)
- 伊藤隆、他「ココロとカラダの不調を改善する やさしい東洋医学」株式会社ナツメ社(2016)