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  1. 健康経営に携わる管理栄養士が伝授!ヘルスリテラシーでコロナ禍を乗り越える/河村桃子

健康経営に携わる管理栄養士が伝授!ヘルスリテラシーでコロナ禍を乗り越える/河村桃子

突然ですが質問です。
 
「血圧が高いことに悩んでいたところ、SNSで〇〇という食品を毎日食べると血圧が改善する」という投稿を見ました。この投稿には10万以上の“いいね”が付いています。

あなたはこの情報を見て〇〇という食品を毎日食べようと思いますか?
「すぐに〇〇を買いに行こう」と思う人もいれば、「この情報は正しいのか?」とさらに情報を検索する人もいます。この行動の違いはヘルスリテラシーのレベルが影響しています。

 

ヘルスリテラシーとは?

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ヘルシリテラシーとは、健康に関する情報を得て理解をし、自身の健康を守るために適切に判断をして活用する能力のことを意味します。ここで重要なのは、情報を得るだけではなく自分にとって正しいものを取捨選択し、その情報を使っていくことです。
 
残念ながら日本人のヘルスリテラシーは諸外国に比べて低いといわれています。最近では「新型コロナウィルスに〇〇が効く」という情報が流れると、瞬く間に店頭からその商品が姿を消すといった事態が起こり、情報に振り回されている方が多くいます。
 
 

ヘルスリテラシーと健康経営

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経済産業省が健康経営に取り組む優良な企業を認定・表彰する「健康経営優良法人」という制度でも、ヘルスリテラシーは認定基準となっています。また、今後増えると予測されるテレワークという働き方においては、自発的な健康管理が重要となってくるため、従業員のヘルスリテラシーを高めていく必要があります。
 
しかし、健康経営を行なっていく中で、従業員に向けて健康情報を提供するだけではヘルスリテラシーを高めることは難しいのです。ヘルスリテラシーを高める上では個々人が情報を掴み、それを見極める力を身につけていくことが大切です。
 
 

「かちもない」の合言葉で情報を見極める

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信頼できる情報かどうかを見極める方法として、聖路加国際大学看護情報学教授の中山和弘先生が提唱する「かちもない」という合言葉があります。

 
●か:書いた人は誰? 
専門家が書いたのか、その人は信頼できる人なのかを調べましょう。

 
●ち:違う情報と比べたか?
1つの情報だけを信じるのではなく、違う情報とも比較して様々な側面から信頼できる情報なのかを見極めましょう。

 
●も:元のネタ(根拠)は何か?
情報の内容は個人の主観的な考えの場合もあります。根拠となる出典や参考文献があるかを確認しましょう。また、都合の良い情報だけを記載している場合もあるため、根拠に偏りがないかも確認すると良いです。
 
 
●な:何のために書かれたのか?
商品やサービスを売るための宣伝の可能性があります。本の場合は前書きや後書きなどから目的を把握し、WEBサイトの場合はサイトの運営者がどんな人かを確認しましょう。

 
●い:いつの情報か?
古い情報が悪いとは一概に言えませんが、健康分野の研究は日々進化しています。本の出版年やWEBサイトの作成日、更新日を確認しましょう。また、出版年やサイト作成日が最近でも、記載されている根拠が古い場合もありますので、合わせて確認しましょう。

 
この5つが確認出来なければ、その情報は「価値もない」ということです。
 
メディアや本、インターネットなどから私たちは毎日たくさんの健康情報を目にします。情報に振り回されるがあまり、かえって不健康になってしまっては元も子もないですよね。
情報を見極める練習として「かちもない 」の視点で、早速もう一度このコラムを読んでみましょう。


担当管理栄養士:河村桃子
 
 
参考文献
 

河村桃子執筆コラム
2020年9月30日

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