管理栄養士も実践!1日1杯の麹甘酒で健康生活/若林由香里
麹を生活に取り入れるようになって、なんとなく調子が悪いと感じる日が少なくなりました。
ここ数年、ブームが続いている発酵食品の一つである甘酒。飲む点滴と言われるのはそれだけ体に良い栄養成分が含まれているということ。「甘酒ってなんか苦手」と思われている方は、麹から作られた甘酒ではなく、酒粕から作られた甘酒のイメージをお持ちかもしれません。
どちらの甘酒にもそれぞれ魅力的な健康効果があります。ご自身のお悩みに合わせた甘酒を生活に取り入れてみませんか?
今回は麹甘酒についてお話していきます。
甘酒とは、お米と麹と水を発酵させたアルコールを含まない飲み物で、米や麹の優しい甘さが特徴です。一方、酒粕に砂糖を加えて作ったものも甘酒として存在し、酒粕の甘酒は若干アルコールが含まれ、砂糖の甘さと酒粕独特の香りで少しクセがあります。こちらは、苦手な方も多いのではないでしょうか。
麹甘酒には腸内の善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維が含まれているので、善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれます。
腸内環境が整うと体にとって余分なものを出しやすくしてくれるので、便秘の予防や改善、免疫の向上、がん予防、太りにくい体をつくるなどの効果が期待できます。ブドウ糖は成分の20%程度含まれているので、素早くエネルギー変換され疲労回復効果に役立ちます。ビタミンB群は代謝を助け、コウジ酸はメラニンの生成を抑制する効果があり肌荒れ、しみ予防、アンチエイジング効果が期待できます。
【材料】
2021年11月17日
ここ数年、ブームが続いている発酵食品の一つである甘酒。飲む点滴と言われるのはそれだけ体に良い栄養成分が含まれているということ。「甘酒ってなんか苦手」と思われている方は、麹から作られた甘酒ではなく、酒粕から作られた甘酒のイメージをお持ちかもしれません。
どちらの甘酒にもそれぞれ魅力的な健康効果があります。ご自身のお悩みに合わせた甘酒を生活に取り入れてみませんか?
今回は麹甘酒についてお話していきます。
甘酒とは
甘酒とは、お米と麹と水を発酵させたアルコールを含まない飲み物で、米や麹の優しい甘さが特徴です。一方、酒粕に砂糖を加えて作ったものも甘酒として存在し、酒粕の甘酒は若干アルコールが含まれ、砂糖の甘さと酒粕独特の香りで少しクセがあります。こちらは、苦手な方も多いのではないでしょうか。
麹甘酒に含まれる栄養成分
・オリゴ糖
・ビタミンB群(B1、B2、B6、ナイアシン、ビオチン、葉酸、パントテン酸など)
・必須アミノ酸
・百種類以上の酵素
・コウジ酸
・フェルラ酸
・食物繊維
麹菌の力によって生成された栄養がたっぷり詰まっていて、麹甘酒が飲む点滴と言われるわけですね。
麹甘酒の健康効果
麹甘酒には腸内の善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維が含まれているので、善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれます。
腸内環境が整うと体にとって余分なものを出しやすくしてくれるので、便秘の予防や改善、免疫の向上、がん予防、太りにくい体をつくるなどの効果が期待できます。ブドウ糖は成分の20%程度含まれているので、素早くエネルギー変換され疲労回復効果に役立ちます。ビタミンB群は代謝を助け、コウジ酸はメラニンの生成を抑制する効果があり肌荒れ、しみ予防、アンチエイジング効果が期待できます。
疲れを感じやすい、腸内環境を整えたい、美肌になりたい、太りにくい体にしたい方は1日100~200mlを目安に甘酒生活を始めてみませんか?
市販のものを購入されるときは、原材料を確認して余計な添加物の入っていないものを選んでくださいね。
簡単に手作り!保温ポットで作る麹甘酒レシピ
【材料】
・米麹 100g
・ご飯 50g
・60度のお湯 100~150㏄
【作り方】
① 保温ポットに熱湯を入れて、温めておく。
② 鍋にご飯、米麹、お湯を入れて混ぜ合わせ、60度まで温める。
③ 保温ポットのお湯を捨て、②をポットに入れる。
④ 4時間後にポットの中の甘酒の温度を確認し、温度が下がっていたら鍋にあけて再度60度まで加熱したらポットに戻し保温する。
冬休みなど、ご家族と一緒に創ってみてくださいね。また発酵食品のワークショップも開催しております。一緒に発酵ライフ、はじめませんか。
冬休みなど、ご家族と一緒に創ってみてくださいね。また発酵食品のワークショップも開催しております。一緒に発酵ライフ、はじめませんか。
担当管理栄養士:若林由香里
参考文献
- 山下くに子「夏でもおいしい麹甘酒で健康になる」小学館(2009)
- 大竹真一郎「こうじ甘酒体に効くレシピ」扶桑社(2017)
- 甘酒協会 | 美味しい甘酒選び方や飲み方などの情報サイト (amazake.or.jp)(2021.11.1)