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  1. その情報、信じて大丈夫?脳の情報判断を歪める心理現象/河村桃子

その情報、信じて大丈夫?脳の情報判断を歪める心理現象/河村桃子

前回は「人のつながりが健康を決める」というお話をしました。

最近ではつながりを持つ手段として活用されているインターネットです。ヨーロッパで行われた調査によると、インターネットをよく利用する人は自分が健康であるという意識が強いそうです。
インターネットにはたくさんの健康情報がありますが、なかには健康を害するような情報もあり見極めていく必要があります。

今回は、私たちが情報を受け取る際に起こる心理現象についてお伝えします。
 
 

脳は騙されやすいって本当?!

20211110_コラム画像①.jpg
私たちは時に思い込みや先入観、他者からの影響などによって情報を正確に受けとることが出来なくなります。このように何らかの影響で認知に歪みが生じ、正確な判断や選択ができなくなってしまう心理現象のことを認知バイアスといいます。

 

情報を歪める「数字のトリック」

20211110_コラム画像②.jpg
認知バイアスにはたくさんの種類があります。健康情報を見る際に知っておきたい心理現象について、いくつか紹介します。
 
●フレーミング効果
「食物繊維3.5g」よりも「食物繊維3500mg」のほうが多く感じませんか?また「95%の人が成功したダイエット法」と「5%の人が失敗したダイエット法」では同じことでも前者の方が良い印象を受けますよね。同じことでも表現の仕方が違うだけで、情報を受け取る側の印象が変わることをフレーミング効果と言います。
 
 
●シャンパティエ効果
1kgの米よりも1kgの綿のほうが軽く感じるように、人はイメージによって重さの判断が変わってしまう錯覚を起こします。「ビタミンC 200mg」よりも「レモン10個分のビタミンC」と表現する方が同じ量であっても多く感じるように、比較対象となるものを置き換えることでイメージアップを図ることをシャルパンティエ効果と言います。


 
 

情報を歪める「言葉のトリック」

20211110_コラム画像③.jpg
●ウィンザー効果
商品を購入する際にインターネットで口コミやレビュー評価を参考にしませんか?商品の販売員からの情報よりも、商品と利害関係がない第三者からの情報は信憑性が高いように感じることをウィンザー効果と言います。
そのため、宣伝や広告にはお客様の声、モニターの感想などが多数掲載されています。

 
●ハロー効果
オーガニック、無添加、低糖質などの表示があると体に良さそうに感じませんか?また、大学教授、医学博士と言った肩書きを持った人が提唱する健康法であれば信頼性が高く感じますよね。
このように、目立ちやすい特徴に引きずられて全体の評価が歪んでしまう現象のことをハロー効果と言います。

 
●ハンドワゴン効果
「今話題の〇〇」「××サイトで販売数第1位」など世間で流行しているのであれば良いものだと思ってしまいますよね。人は流行しているものを好意的に捉えやすいといった傾向があり、これをハンドワゴン効果と言います。

 
●同調現象(同調効果)
「3人に1人が〇〇を使用」「20代女性の半数が××でスリムな体型をキープ」など、周りが行っているのに自分が行っていないと不安になりませんか?人は集団に同調するのが良いと捉える本能を持っています。周りと同じような行動をとることを同調現象(同調効果)と言います。
 

 
心理現象は誰にでも起こり得ることです。心理現象が起こることは悪いことではなく、それが起きた時にどう対応するかがポイントです。疑問に思ったことは調べる癖をつけるなど、情報をすぐに鵜呑みにしないことが大切です。
情報を見極める方法についてはこちらのコラムで紹介していますので良ければご参照ください。


担当管理栄養士:河村桃子

 
 
参考文献

河村桃子執筆コラム

 

2021年11月10日

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