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  1. もうカスなんて言わせない!酒粕は万能調味料/若林由香里

もうカスなんて言わせない!酒粕は万能調味料/若林由香里

冬になると、我が家の食卓には麹調味料を使った料理だけではなく、酒粕を使った料理も食卓に登場します。酒粕というと、ちょっと癖のある甘酒や粕漬け、粕汁などが思い浮かぶのではないでしょうか。意外にも酒粕は、和洋中にスイーツと幅広く使える優秀食材です。美味しさと栄養が詰まっている酒粕をもうカスなんて言わせません。
 
いつものご飯に酒粕をちょい足しして、健康ごはん生活をしてみませんか。

 

酒粕とは

20220216_コラム画像①s.jpg
酒粕とは、日本酒の製造工程でお米と麹と水を発酵させたもろみを搾った時に残ったもので、日本酒の栄養成分が凝縮された発酵食品です。酒粕には、しぼったものを平たいまま切りそろえた板粕、粒状にバラバラにしたバラ粕、熟成しクリーム状になった練り粕があります。
 
 

酒粕に含まれる有能な栄養成分

20220216_コラム画像②s.jpg
日本酒のしぼりかすなので、麹や酵母の働きで増えた栄養成分がたっぷり含まれています。
 
  • タンパク質
  • アミノ酸
  • ビタミンB群(B2、B6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸など)
  • 亜鉛
  • コウジ酸
  • フェルラ酸
  • 食物繊維
  • レジスタントプロテイン  など
 
酒粕に含まれるビタミンB群やコウジ酸には、肌の新陳代謝を促したり、メラニンの生成を抑えたりする働きをするので美肌効果が期待できます。そして、食物繊維やレジスタントプロテインが腸内環境を整える働きをしてくれます。
 
 

注目の成分レジスタントプロテイン

タンパク質は消化酵素によってアミノ酸やペプチドなどに変化し、吸収されやすい形になりますが、レジスタントプロテインは消化酵素で分解されにくいため吸収されずに体の外へ出されます。日本人に不足しがちな食物繊維と似たような働きをするので、一緒に食べた脂質は吸収されにくく、コレステロールなどを吸着し体の外へと排出してくれます。
そのため、腸内環境が整う、便秘予防、動脈硬化予防、肥満予防、コレステロールを下げるなどの健康効果が期待できるのです。
 
酒粕はそのままだと使いにくいので、水で溶いてやわらかい状態にしておくと使いやすいです。
まずは定番でお味噌汁に入れる、お魚やお肉を漬けて焼いたり、揚げたりしてみる、乳製品と相性が良いのでシチューやグラタン、クリームパスタなどに入れるとコクが増しますよ。醤油やマヨネーズを使う料理の時にちょい足しすると、減塩やカロリーオフをすることもできますが、アルコールが苦手な方や子どもが食べる場合にはしっかり加熱してアルコール分を飛ばしてくださいね。

酒粕は本醸造酒、吟醸酒、純米酒など元の日本酒によって酒粕の風味が違うので、お好みの酒粕を見つけてみましょう。

 
やわらか酒粕レシピ
20220216_コラム画像③s.jpg
【材料】
  • 酒粕 100g
  • 水  100~120g
 
【作り方】
  1. 酒粕を耐熱のボウルに細かくちぎり入れ、電子レンジで30秒ほど加熱してやわらかくする。
  2. のボウルに水を入れ、酒粕をつぶしながらとろりとするまで混ぜる。
  3. 煮沸殺菌などをした清潔な密閉容器に入れて保存する。
※使い切り目安:1週間から10日以内
 
 
担当管理栄養士:若林由香里
 
 
参考文献
  • 「趣味どきっ!きょうから発酵ライフ」NHK出版(2017)
  • 小田真規子「麹と酒粕のおいしい食卓」日東書院(2011)
  • 栗山真由美「ゆる粕レシピ」池田書店(2014)

若林由香里執筆コラム

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2022年2月16日

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