アラフィフ管理栄養士が実践!1日1杯みそ汁生活~熱中症予防~/木村みえこ
7月も終わりが近づき、いよいよ夏本番。まだまだ感染症対策は必要ですが、きれいな青い空と白い雲を見ると気持ちが明るくなりますね。
みそは発酵食品です。原料である大豆に含まれるたんぱく質が、ペプチドやアミノ酸に分解されるため、胃腸への負担が少なく消化吸収の効率がよくなります。食欲が低下し体力や免疫力が落ちがちな季節には心強い味方ですね。
「食べる」というのがポイントです。前述した通り「みそ汁」には脱水で足りなくなる水分や塩分、腸内環境を整える乳酸菌、うま味成分でもあるアミノ酸といった成分が含まれています。ここに、旬の野菜やきのこ、海藻などを入れることで、不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維やフィトケミカルといった成分がプラスされて、体に必要な栄養素のバランスが整いやすくなります。
●アラフィフ管理栄養士が実践する!二十四節気に学ぶ食べ方①
●アラフィフ管理栄養士が実践する!二十四節気に学ぶ食べ方②
●アラフィフ管理栄養士が実践する!二十四節気に学ぶ食べ方③
●スープで旅するgo to世界旅行 ~アジア編~
●スープで旅するgo to 世界旅行 Vol.2 ~中国編~
●スープで旅するgo to 世界旅行 Vol.2 ~アメリカ合衆国編~
●料理で旅するgo to 世界旅行 ~ドイツ~
●料理で旅するgo to 世界旅行 ~イギリス~
2022年7月27日
今回は食べておいしい、そして熱中症の予防や感染症の対策としても役立つ、「みそ汁」の魅力についてお話します。
1日1杯の「みそ汁」で熱中症対策を
熱中症予防には、水分やミネラルの補給が大切なことは知られていますが、「みそ汁」を食事に取り入れると、水分の補給はもちろんのこと、汗とともに失われる塩分などのミネラルも補給することができます。
暑い夏こそ水分や塩分を含む「みそ汁」を取り入れて熱中症対策をするのがおすすめです。
「みそ汁」パワーで腸内環境を整えよう
みそは発酵食品です。原料である大豆に含まれるたんぱく質が、ペプチドやアミノ酸に分解されるため、胃腸への負担が少なく消化吸収の効率がよくなります。食欲が低下し体力や免疫力が落ちがちな季節には心強い味方ですね。
また、発酵食品であるみそには乳酸菌が多く含まれます。植物性の乳酸菌は生きたまま腸まで届きやすく、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスをよくして腸内環境を整えます。
「みそ汁」を取り入れて腸内環境を整え、免疫力をしっかり保ちたいですね。
「食べるみそ汁」でバランスごはん
「食べる」というのがポイントです。前述した通り「みそ汁」には脱水で足りなくなる水分や塩分、腸内環境を整える乳酸菌、うま味成分でもあるアミノ酸といった成分が含まれています。ここに、旬の野菜やきのこ、海藻などを入れることで、不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維やフィトケミカルといった成分がプラスされて、体に必要な栄養素のバランスが整いやすくなります。
そしてよく噛むことで、さらに胃腸の負担を減らして内臓をいたわることもでき、体力や免疫力を保つことにも役立ちます。
いかがでしたか。夏は暑いからと敬遠されがちな「みそ汁」ですが、冷たいものばかり食べがちな夏こそ温かい「みそ汁」で内臓が冷えないように気を付けましょう。
また、ワンパターンな具材で飽きてしまうという声を聞きますが、実はどんな具材でもおいしくできてしまうのも魅力のひとつです。旬の野菜や好きな具材を使ってオリジナルの「みそ汁」を作ってみるのも楽しそうですね。
1日1杯みそ汁生活、ゆるく続けてみませんか。
参考文献
- 三城円「食べながらやせるすごい方法」サンマーク出版(2019)
- 中島春紫「日本の伝統 発酵の科学 微生物が生み出す「旨さ」の秘密」講談社(2019年)
- お味噌汁と熱中症予防 ~健康と味噌の美味しい関係~ | 岡山のみそ屋 馬場商店 (2022.7.19閲覧)
- 醤油、味噌 本物の味ひとすじ:フンドーキン醤油(九州大分県臼杵) (2022.7.19閲覧)
- 味噌のこと|マルコメ (2022.7.19閲覧)
木村みえこ執筆コラム
●管理栄養士が実践する!腸内環境の整える方法●アラフィフ管理栄養士が実践する!二十四節気に学ぶ食べ方①
●アラフィフ管理栄養士が実践する!二十四節気に学ぶ食べ方②
●アラフィフ管理栄養士が実践する!二十四節気に学ぶ食べ方③
●スープで旅するgo to世界旅行 ~アジア編~
●スープで旅するgo to 世界旅行 Vol.2 ~中国編~
●スープで旅するgo to 世界旅行 Vol.2 ~アメリカ合衆国編~
●料理で旅するgo to 世界旅行 ~ドイツ~