アラフィフ管理栄養士が実践する!1日1杯みそ汁生活~粘膜ケアの潤い生活~/木村みえこ
暑い夏が終わり過ごしやすい季節になりました。空を見上げると青い空にうろこ雲が広がって秋の訪れを感じますね。
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2022年9月28日
湿気が多かった夏とは反対に空気が乾燥する季節でもあり、乾燥からくる肌や肺のトラブルが増えてきます。
今回は乾燥対策に役立つ、「みそ汁」の魅力についてお話します。
今回は乾燥対策に役立つ、「みそ汁」の魅力についてお話します。
1日1杯の「みそ汁」で潤い生活
お肌がパリパリになったり、乾いた咳が止まらなくなったという経験はありませんか。
そんなときには、潤いを保つために「みそ汁」を食事に取り入れると、お肌を保護したり、乾燥に負けない粘膜を作るために必要な栄養素をバランスよく摂ることができます。
ポイントは「具沢山」な味噌汁なこと
●たんぱく源を入れる
粘膜を作る材料となる栄養素はおもにたんぱく質です。大豆製品(豆腐、厚揚げ、油揚げ、納豆、豆乳など)や肉、魚介類、卵などに多く含まれています。定番なのは豆腐などの大豆製品ですね。卵や魚の缶詰、練り製品も手軽に使えて便利です。
日替わりで多くたんぱく質が含まれる食材を加えて作ってみましょう。
●色が濃い野菜を積極的に食べる
色の濃い野菜に多く含まれるβ-カロテンは、体の中でビタミンAに変わります。ビタミンAは、粘膜の健康維持をサポートしてくれる栄養素です。
にんじんやかぼちゃ、ほうれん草や小松菜などが使いやすいですね。薬味としてねぎや青じそを使うのもおすすめです。お好みで色々な野菜を入れて楽しみましょう。
にんじんやかぼちゃ、ほうれん草や小松菜などが使いやすいですね。薬味としてねぎや青じそを使うのもおすすめです。お好みで色々な野菜を入れて楽しみましょう。
●旬の食材を活用する
今から旬を迎える里芋や長芋、大根、れんこんなどは、中医学では「粘膜に関わりの深い肺を潤す」とされており、乾燥対策におすすめです。
輪切りまたはいちょう切りのれんこんを入れるといつもと違う食感が楽しめますし、すりおろして鶏のひき肉と混ぜて肉団子として加えてもおいしいです。また、これからの季節は、きのこ類もおすすめです。
輪切りまたはいちょう切りのれんこんを入れるといつもと違う食感が楽しめますし、すりおろして鶏のひき肉と混ぜて肉団子として加えてもおいしいです。また、これからの季節は、きのこ類もおすすめです。
いかがでしたか。具沢山のみそ汁でバランスのよい栄養素と、潤いには欠かせない水分も摂ることができて一石二鳥です。よく噛むことで代謝がよくなりますので、お肌や粘膜の潤いもアップしそうですね。
実りの秋こそ、旬の食材をたっぷり使ったみそ汁を楽しみましょう。
参考文献
- 三城円「一週間で体が変わる 食べながらやせるすごい方法」サンマーク出版(2019)
- 吉川信 佐藤弘 「東洋医学の基本講座」成美堂出版(2016)
- 吉田揚子 「季節と暮らす12ヶ月漢方養生ダイアリー」株式会社日本文芸社(2020)
木村みえこ執筆コラム
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