アラフィフ管理栄養士が実践する!1日1杯みそ汁生活~最強の体調管理~/木村みえこ
今年も残すところあと1ヶ月。慌ただしい師走がやってきます。
今年はコロナウイルス感染症が少し落ち着き、街にも活気が戻ってきて外出する人も増えましたね。みなさんはどんな1年でしたか。そして、年末年始に向けて「スケジュールはイベント続きだ」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、イベントや行事が続くときの体調管理に役立つ、「みそ汁」の魅力についてお話します。
1日1杯の「みそ汁」でカラダをリセット
そんなときこそ、1日1杯の「具だくさんみそ汁」を食事に取り入れると、おいしいごちそうを心置きなく楽しめるように体調を整えることができます。
なぜ具だくさんみそ汁なのか
●よく噛んで食べるだけで消化の力が高まる
また、よく噛むことで食物を消化する胃や腸がしっかり動くとともに、体内に吸収して栄養素を利用する力も高まります。内臓の筋肉は意識して動かすことはできませんが、噛むことで胃腸の動きを活発にして消化の力を高め、お腹の調子を整えるサポートをします。
●要らないものはしっかり捨てることができる
必要な栄養素を体の中に取り込んで、しっかり燃やすことができたら、不要なものはしっかりと捨てることができます。するとおなかの調子が整い、体もスッキリ整います。
不要なものは便として排泄されますが、どんな「お便り」なのかチェックしてみるといいですね。「バナナ2本分ほど、黄土色でにおいのないもの」が理想です。
●具だくさんみそ汁があれば料理はがんばらなくていい
体調を整えるためには、「体にいい料理をがんばって作らなければいけない」と思っていませんか。
具だくさんみそ汁は少し大きめの汁椀に入れると、立派な一品です。これに好きなおかずをプラスすると見た目もお腹も大満足の食事ができあがります。忙しい日はお惣菜を利用してもかまいません。無理して頑張らずともバランスの取れた食事を摂ることができます。
いかがでしたか。年末年始こそ具だくさんみそ汁を取り入れて、ごちそう続きの体をいたわりながら、無理なく、でもリセットしながらしっかりと整えていきたいですね。
参考文献
- 三城円「食べながらやせるすごい方法」サンマーク出版(2019)
- 吉川信 佐藤弘 「東洋医学の基本講座」成美堂出版(2016)
- 吉田揚子 「季節と暮らす12ヶ月漢方養生ダイアリー」株式会社日本文芸社(2020)
木村みえこ執筆コラム
●管理栄養士が実践する!腸内環境の整える方法●アラフィフ管理栄養士が実践する!二十四節気に学ぶ食べ方①
●アラフィフ管理栄養士が実践する!二十四節気に学ぶ食べ方②
●アラフィフ管理栄養士が実践する!二十四節気に学ぶ食べ方③
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