朝食は「おいしい目覚まし時計」ダイエット成功の秘訣とは?/小園幸
こんにちは。アラサー管理栄養士の小園幸です。
令和元年国民健康栄養調査によると20代女性の朝食欠食率は18.1%。そして、30代女性の朝食欠食率は22.4%です。理由としては、朝時間がなくて食べていなかったり、ダイエットのために朝食を抜いている人が多いようです。
しかし、健康やダイエットのことを考えると朝食をとらないことはNG。このまま朝食をとらないでいると、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
2023年10月11日
突然ですが、あなたは普段「朝食」をとる習慣がありますか?実は、現代特に20代の朝食欠食者が多くみられています。しかし朝食の欠食は、将来肥満を招きやすい生活習慣を作っている可能性があるのです。
今回は、朝食をとることによってダイエットを成功させる秘訣についてお伝えします。
あなたは朝食を食べている派?食べていない派?
令和元年国民健康栄養調査によると20代女性の朝食欠食率は18.1%。そして、30代女性の朝食欠食率は22.4%です。理由としては、朝時間がなくて食べていなかったり、ダイエットのために朝食を抜いている人が多いようです。
しかし、健康やダイエットのことを考えると朝食をとらないことはNG。このまま朝食をとらないでいると、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
●朝食を抜くと健康に良くない?知っておきたいデメリットとは
朝食をとらない生活が続くと、将来肥満のリスクが上がると言われています。朝食欠食の人は、運動不足の傾向があったり、野菜や果物の摂取が少ないことがわかっているのです。これは肥満を招きやすい生活習慣のひとつです。
また、食事をとらないことで内臓がうまく働かず、腸の働きが弱くなり便秘の原因にもなります。そのため、朝食をとることは体の健康を考える上でとても重要です。
ダイエットを成功させる秘訣は「朝食」にあり
つまり朝食をとることは「おいしい目覚まし時計」なのです。
●朝食をとると起こる嬉しいメリット
朝食をとらない=太るという訳ではなく、生活習慣が乱れやすくなる可能性があります。そのため朝食をとると体内時計がリセットされ、集中力アップや食欲がコントロールされ過食予防に繋がります。
忙しい朝でも実践できる!朝食に時間をかけない2つのポイント
●おにぎりを冷凍ストックしておく
前日までにご飯を多めに炊いておいて、おにぎりを冷凍ストックしましょう。朝食は時間のかからない菓子パンやヨーグルトのみと単品に偏りがち。おにぎりであれば、具をプラスすることによって不足しがちな栄養素を補うことができます。
例えば、タンパク源である鮭や枝豆、明太子など。おにぎりは腹持ちも良く、満足感を得ることができますよ。ただし、手作りの冷凍おにぎりも食中毒などの可能性がありますので、1週間以内には食べるようにしましょう。
●ワンプレートメニューにする
ワンプレートにすることで食後の洗い物を少なくし、時短になります。先ほどお伝えした、おにぎりにサラダやフルーツ、前日の残り物などをプラスすることでボリュームたっぷりの朝食ができあがります。
ワンプレート皿はいろいろなデザインもあるので、見た目からおしゃれにすることで充実した朝を過ごすこともできますよ。
ダイエットをして健康的な体を手に入れるには、まず朝食を食べることから始めてみましょう。朝あまりお腹が空かない場合は、夕食で食べすぎている可能性もあります。夕食の見直しも行ってみましょう。
あなたの体は食べた物からできています。自分の体に必要な栄養分を入れてあげて、健康美ボディを目指していきましょう。
あなたの体は食べた物からできています。自分の体に必要な栄養分を入れてあげて、健康美ボディを目指していきましょう。
参考文献
- 日本パーソナル管理栄養士協会「使える知識力アップ講座」テキスト
- 佐々木敏「栄養データはこう読む!」女子栄養大学出版部(2020年)
- 令和元年国民健康・栄養調査結果の概要,厚生労働省,(2023.9.28閲覧)
- 朝食が大事なワケ,農林水産省,(2023.9.28)閲覧