なぜ私が働く大人の食事を応援したいのか/河村桃子
こんにちは!JPDAアドバイザーの河村桃子です。
働く大人の人生が輝けるように食から応援しています!
今回は、なぜ私が働く大人の食を応援しようと思ったのかを話したいと思います。
「食育」って子供だけに必要なの?
今や食育という言葉を知らない人はほとんどいないのではないでしょうか?
私が栄養士を取得したのが2006年。
そして、食育の理念を提示した食育基本法が制定されたのが2005年です。
世の中が食育に動き出した頃に、私は栄養士として世の中にデビューしました。
ちなみに、農林水産省が説明している食育に関する文面です。(農林水産省HPより引用)
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食育は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、
様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、
健全な食生活を実現することができる人間を育てることです。
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この文面から、主に病院で働いていた私にとって食育は保育園や幼稚園、学校などの
子供に対して行うものだと思っていました。
しかし、数年前から “ 食育って子供だけにすることなの?? ” と思うようになりました。
その理由として、ライフステージの変化とともに置かれている生活環境や考え方・価値観が
変わります。だからこそ食育は子供の頃だけという定点で行うのではなく、
人生の中でずっと続く教育だと思います。
食事は1日3回と一生ついてくるものであるからこそ、食育に終わりがないと思います。
男性は女性に比べて食に関心が向く機会が少ない!
また、大人の食育といった面では特に男性への食育が必要であると思います。
女性は男性に比べると結婚・妊娠・出産・育児etc…と、人生のライフイベントで
食に関心が向く機会が多くそのシーンに合わせた食教育を受ける機会に恵まれています。
しかし男性にはこのような機会がなかなかありません。
食に関心が向く機会がないためなのか、私の今まで接してきたビジネスマンの男性の多くが
入社時に比べて体重が増加したと言っています。
そのため、いつの間にかメタボ予備軍などになっていて、国の制度で実施されている
特定保健指導を受けることになり、そこでいきなり管理栄養士が登場してきて
今まで慣れ親しんできた生活習慣を変えるよう促されてしまいます。
「このままでは病気になってしまう…」と頭では分かっていても、
40代以降になると生活スタイルを変えるのは容易なことではありません。
(特定保健指導もその点をもう少し配慮してあげれば良いのですが…)
「人生100年時代」を生きるには健康な身体が必要
また、「人生100年時代」と言われている現代では、充実した老後を過ごすためにも
健康な身体が必要です。
(最近は貯金2000万円必要だとかで物議を交わしましたが、お金があっても健康でなければ何も意味がないと思います…)
この健康な身体という資本を作るといった意味でも、働くの大人の食育が必要であると考えます。
さらに働く大人は生活環境や価値観がそれぞれなので、一人一人にあったパーソナルな食育が
これからは必要なのではないでしょうか。
まとめ
長くなってしまいましたが、内容をまとめます。
・人生において食の教育(食育)に終わりはない!
・働く男性にも食に目を向ける機会を作る必要がある!
・「人生100年時代」を過ごすためには健康な身体が必要
→そのためにも働く大人に食育を!
・一人一人にあったパーソナルな食育が必要!
今は模索中ではありますが、私は働く大人の食事を管理栄養士として全力でサポートしていきます!
長い文章を最後までお読み下さり、ありがとうございました。
管理栄養士*河村桃子
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